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この中にひとり嘘つきがいます

 東京都民ではないのでどうでもいいんですけど、このあいだ朝テレビで盛り土をするべきだっていう話を見たその日のうちに、ネットで盛り土しなくてもだいじょうぶだよ(だから大騒ぎする都知事は阿呆だよ)という話を読んでしまって、なるほどと思いました。

 

 「情報リテラシー」という単語自体はそこそこ人口に膾炙した感はあると思うのですが、じゃあリテラシーってなんぞ、となるとやはりまだ啓蒙不足と言いますか、そもそもリテラリーの語義は読み書きする力から転じて情報を活用する力とかそんな感じなので、リテラシーがないひとがリテラシーという単語だけを知っても何の意味もなく、服を買いに行くための服がない状態。リテラシーを身に付ける為のリテラシーがない。まあひとのこと言えないですけど。
 なんとか市場の盛り土問題に関しては、「盛り土は必要ないよ」派としてぼくが拝見したのはやまもといちろう氏(および引用されているどこぞのツイッターのひと)でして、たまにブログ読む限りでは割と真っ当な感覚をお持ちに見えたんですけど、一部ネットでは結構ボロクソ叩かれてる人物らしく、なるほどというきもちです。
 テレビでさも真実のように語られていたことがネット上の告発によって大嘘だとバレる面白話は昨今枚挙に暇がなく、一定の疑いを持って見てるんですけど、ではネットは公明正大かと言えば全然そんなことはなく、むしろ玉石混交の極みといったところだと思います。なので、盛り土しろと言うテレビ(および都議会議員)、盛り土いらんと言うやまもと氏、やまもと嘘つくな死ねと言う無名のネット民、どれを信じたらいいのでしょう。個人的な印象としては、結論「安全性には問題なし、役所の報連相に問題あり&マスコミが勉強不足」みたいなところかなと思うんですけど、どうなんでしょうね。最も確実な方法は、自分自身が建築だか設計だかその系統の専門知識を学ぶことでしょう。情報リテラシーというか科学リテラシーですね。やっぱり勉強は大事ですよ。残念ながら東京都民でもなければなんとか市場の利用者でもないのでそこまでして真実を追い求める情熱はなく、なるほどとコメントするより他なにもできないんですけど。

 ネットは信用ならんと書きましたが、ネットがいい仕事したケースとしては、最近だとPCデポの件がありましたね。まだ終わってないですかね。基本的に炎上案件を彼岸から眺めるの大好きなので、発端の記事や余罪諸々の話など一通り読んだんですけど、大変面白かったです(笑いごとではない)。あれもまあ、平たく言えばよくわかってないひとが商魂たくましい手厚いサービスにカモられたっていう話ですけど、初期の頃は「わかってないのが悪い」「情弱乙」的意見もあったようで、ところが結局会社側が完膚なきまでにまっくろくろすけだったっぽいことがわかって結果的に情弱とかそういうレベルじゃねーよって感じです。たとえこれでPCデポが叩き潰されたとしても、騙される人間が存在する限り騙す人間は消えないわけで、いよいよ食うか食われるかバトルロワイヤルの様相ではないでしょうか。

 

 このバトルロイヤルは要するに「どの情報が正しいか」を自分で判断しなきゃいけないんですけど、それはすごく難しくて、実際ぼくらがやってるのは「正しいことを言っている人物は誰か」を選ぶことなんですよね。それも十分難しいんですけど。正しい、はちょっと語弊があるかもしれないですね、信頼できる、くらいにしますか。
 やはり一番強いのは自分で勉強することです。ペンは剣より強し、とまでは言いませんけど、せいぜい我々が日常で見聞きする情報程度なら、勉強すればだいたい真偽の見分けはつくんじゃないでしょうか。勉強なんか意味ねーよって愚図るお子たちには、勉強が足りなかったせいで恥をかいたり損したりする大人をみせつけるがよろしいでしょう。勉強って、学校の試験じゃないぞ。知識を得ることだぞ。