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ぼくからみたあなた~南條愛乃Live Tour~

 私事ですが、去る9月4日より5会場に渡って行われました「南條愛乃Live Tour 2016"N"」に参加させて頂き、僭越ながら優勝致しましたのでこの場を借りてご報告申し上げますと共に、南條愛乃様並びに関係各位に心より御礼申し上げます。

 恐るべきことに大阪神奈川宮城と3会場のチケットが当選してしまい、ただでさえ逼迫している当方の財政はもはや破綻一歩手前に追い込まれました。思えば、ここ数年県外へ出るのはほとんどが南條愛乃さんのためであり、もはやこれは遠距離恋愛と言ってもよいのではないでしょうか。南條さんから会いに来てくれたことは一度もありません。あれ?
 ツアー日程がすべて終了するまで演出やセトリの内容は内緒にするという愛乃お姉ちゃんとのお約束だったので、ようやく思いの丈を述べることができ嬉しく思います。実は毎回感想を書き溜めてたんですけど全部つなげると長大なキモイなにかが出来上がってしまい、ちょっと頭冷やして読み返すとキモかったので消しました。「優勝」「良さみが深い」などと近年のオタクの語彙力低下を嘆かわしく思っていたのですが、心のままに言葉を紡いだ結果残るのは気色悪さだけだという自省によるものかもしれません。どちらにしろキモいですか?そうですか。

 今回のツアーは2ndアルバム『Nのハコ』を引っ提げてのツアーと言うことで、当然その収録曲が多く歌われたわけですが、このアルバムは「きみからみたわたし」というコンセプトのもと制作されています。南條さんが今まで出会った人々が歌詞を提供し、「南條愛乃とはどういう人物か」をそれぞれの視点から綴っているというもの。各会場でも来場者アンケートが実施され「わたしからみた南條愛乃」とはなんなのか、我々ファンも今一度考える機会になりました。
 当方としましては「我が女神」と回答したいところなのですが、まああの、真面目な話をすると南條愛乃さんという方は見かけよりかなり強かなひとだと考えております。
 南條さんと言えば「ゲーマー」「ひきこもり」「オタク」「ズボラ」みたいな(失礼)ゆる~いイメージが先行してますが、現実として厳しい業界で10年もキャリアを積み、今も第一線で活躍している人間が、ただのゆるいふわふわしたひきこもりであるわけがない。『idc』も言ってます。「君たちが夢見てるマシュマロガールは雲の上」と。あの良さみの深いダンスはどうみてもマシュマロガールでしたけどね。もちろん実際にそういったオタクな性格ではあったとしても、あの場所に立つためには運や才能だけではない色々なものが必要なわけで、ぼくのような路傍のうんこには想像もつかない幾多の辛酸を舐めて、それらを乗り越えてきたに違いないのです。それは別に南條さんだけに限らず多くの活躍している人々も同じことではありますが、あまりそういった苦労を見せないところというか、素の姿が滲み出る自然体なところが好きです。
 もちろんぼくごときが南條愛乃の何を知っているかといえば、客向けの姿しか知らないので結局これもまた全部「勝手な妄想」と言えばその通りなんですけど、アクターとファンの関係ってそういうものでしょう?妄想と現実をごっちゃにするひとが稀によくいることは問題かもしれませんが、本来ファンは消費者でアクターは商品なんですよ。それを踏まえた上で一人の人間として尊敬し応援することが真摯なファンの態度だと思うのですが。

 3会場参加したと書きましたが、すべて1階席(仙台に至っては7列目)という神席を手にしてしまい、これがFC先行応募の力なのか今までの悪運の回収なのかわかりませんが我が人生に一片の悔いなし。ライブ毎回言うてるでコレ。
 全体の印象として、ライブというよりじっくり聴かせるコンサートに方向性を若干振ってる気がしました。照明落としてサイリウム消して座って聴いてねっていう演出はよかったです。そもそもそういうしっとり曲が多いんですけど。もちろんアゲアゲな曲ではアゲアゲでハッスルでした。絶対そういうタイプじゃなさそうなのにヘイ!かもん!ってやってるところが可愛くていいですよね。
 アルバムの初回限定盤についてくるカバーアルバムがあるんですけど、その5曲から会場ごとに1曲ずつ歌ってくださいました。原曲をフルで聴いたことあるのは『全力少年』だけだったんですけど、大阪で聴けました。よかった。今回たまたま奮発して追っかけしてしまったんですが、こういうちょっとした会場プレミアムがあると、たとえ1会場だけの参加だとしてもすこし嬉しくなりますよね。来年からは行けても1回だけにします。死ぬので。

 正直金は無くなるし移動はしんどいしゲームやりたいし、行く直前は毎回やっぱ行くのやめたいって思ってましたが、結果、行ってよかったです。アホみたいな強行軍の割に疲れが残ることもなかったし。惜しむらくは、財政難によりあちこちケチったため折角普段行けない土地に行ったのにライブ以外ほとんど何もしていないのが勿体なかったかもしれないです。近場ならまあライブだけでササッと帰ってもいいんですけど。次は是非金沢にも来て欲しい。地元は、まあ、諦めるけど。
 基本的に私生活が空虚なので、こういう心を充足させられる機会は大切にしていきたいです。できればもう少し身の丈に合った身近な手段が欲しい所ではありますが。また来年、南条愛乃さんに会える日を楽しみにしています。