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自分へのご褒美

 なんのために生まれてなんのために生きるのか、わからないまま終わる、そんなのは嫌だ。ほんとうに?そんなに嫌か?

 いつだったか、研修かなにかで「あなたの今までの人生を折れ線グラフで表してみましょう」みたいな課題をやらされた。趣旨はわからんでもないけれども、面倒なことをさせるなあと思った。だいたいこういうのは基本的に全てメンドクサイので何をやらされても文句出るんだけど。
 人生どの時期が調子よく上向いているか、下り坂なのか、停滞しているのか、現在と比べてあの頃は良かったのか悪かったのか。それを分析することでどうすれば今後"より良い"人生を送れるかという指針を見出すことができる。できるのか?できるのかなあ。それでいうと一生学生やってるのが最高の人生になっちゃうんだがいいのか。
 
 最近ちょっと意識が高まっている(当社比)。今年はお世辞にも良い年ではなかったけれど、ゴタゴタがある程度落ち着いてちょっと余裕が出てきたのかもしれない。せっかく暇なんだしゲームばっかりしてないで有意義なこと(有意義とは?)をすべきでは、という気持ちが中途半端にある。実際はゲームしかしてない。このままだと口だけの意識高い系になってしまう。嫌だそんなの。基本的に嫌なことから逃げて低きに流れるタイプの人間なので別にいいやんけとも思うが、やっぱりどうにかしないと、という気持ちが捨てきれないのは、年齢のせいだろうか。たぶん、もうギリだと思う。歳が。

 目標を立てよう。一定期間ごとに課題と報酬を与えることで人間は継続して物事に取り組むということをネトゲから学んだのだ。ここでの報酬は自分で用意でき、もらえると嬉しいがコストのあまりかからないものがいい。

・月1冊以上本を読む
 →達成報酬:1冊につき課金インゲームアイテム1点
・週1日以上ランニングをするor4日以上ウォーキングをする
 →達成報酬:からあげクン
・週4日以上筋トレをする
 →達成報酬:からあげクンチーズ
 
 書いてて悲しくなってきた。しょぼい。だって思いつかないんだもん。だいたいなんだより良い人生って。何がどうなったら良い人生で何がどうなってしまったら悪い人生なんだ。
 目先の目標を達成しても何の意味があるのか、という点が不明瞭だからいけない。目標に意味を持たせるために、より高次の目標が必要だ。小さな目標の達成を積み重ねることが、自動的により大きな目標の達成に貢献できるような課題設計が望ましい。まずは大きな目標を決めよう。

・結婚する
 →えー、無理
・彼女を作る
 →えー、無理ぽい
・お金持ちになる
 →えー、無理だと思う
・海賊王になる
 →えー、無理かも
・新世界の神になる
 →えー、たぶん無理かなあ

 どうでもよくなってきた。なにがしたいんだろう。海賊王よりは石油王のほうがいいかなあ。
 結局、「良い人生」の定義が全く定まっていないことが諸悪の根源だと思う。一生懸命がむしゃらに毎日生きて、最期死ぬときになって「嗚呼良い人生だったなあ」みたいなド根性も悪くないとは思うが、そんな一生懸命な人間ならこんなことになっていない。怠惰で自堕落な人間が、それでも少しは良い方向に進もうという足掻きが、目標だの報酬だのというルール設定なのだから。そうやって心のどこかでは「このままではだめなんじゃないか」と思いながらも、一方では現状に満足してやる気を出さないという、アンビバレントが生じている。誰のせいとか言うつもりはないし、敢えて言うなら自分のせいだけど仮に困るとしても自分だけなので、腰が重い。
 というわけで少し早いけど来年の抱負は「石油王になる」です。今年はもう諦めた。手始めにからあげクンをたくさん食べます。宜しくお願いします。