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インテリになりたい

今フランス大統領選挙の真っただ中ということで、大学時代の恩師の専門がフランス○○○(特定防止)だったなあと思い出し、ちょっと興味が湧いた。久々にブログを覗いてみると相変わらずお元気そうでなにより。
父親がいない(死んでない)ぼくにとって「大人の男性」像というのは極めて曖昧なのだが、何某先生はそんな僕から見ても非常に尊敬できる人物である。残念ながら大学生当時のぼくは(今も)何も考えていない中身スカスカ人間であったため、そんな素晴らしい先生の下で学べるという機会を全力で素通りして中身スカスカのまま卒業してしまい、恩師と呼ぶことすら正直おこがましい。長い読書感想文以上でも以下でもないカスのようなでっち上げ卒業論文は、いまだに思い出すだけで枕に顔をうずめて足バタバタである。一応日本では一流とされる大学にあんなゴミで名を残したことが死ぬほど恥ずかしい。今からでもマジで卒業資格をはく奪されたい。

隙あらば自分語りはこれくらいにして、大統領選である。残念ながら4月25日現在、先生のブログで大統領選に触れているのは1月の左派予備選挙についてだけだったので、決選投票に進出したマクロンとルペンに関しては知りたければ自分で調べなければならない。そういえば先生は左派寄りだったような気もする。別にフランスがどうなろうが関係無いし知ったこっちゃないのだが、政治的なものの見方や情報収集力を養うのは、自分に関係ある選挙で役立つはずだ。という、スカスカ人間のせめてもの悪あがきです。
少し前にオラが町の市議会選挙があって、合理的に投票先を選ぼうとして、面倒になって諦めた。結局自民党の若手に入れた。若かったので。大統領選と田舎の市議会選を一緒にするのもどうかと思うが、選挙は選挙。ぼくのようなスカスカの実を食べた全身スカスカ人間は、投票先の選定基準に困ってしまうので、どう選べばいいか知りたいのだ。
そういうとき、最も良いと思われる情報ソースは選挙公報等の公的な公開情報である。であると思って、実際見たのだが(意識高い)、正直わかりづらい。だいたい似たようなこと書いてあるし(馬鹿)。馬鹿でもわかりやすく腑に落ちるためには、「信頼できる人物の発信する情報」が必要ではないかと思う。「信頼できる」という条件自体が大変ふわふわで信頼できない気がするが、各自の信頼できる力(リョク)(?)に頑張ってもらうということでここはひとつ。

フランス大統領選におけるぼくの「信頼できる人物」は恩師だったわけだが、結局ブノワ・アモン氏のベーシック・インカム論が面白いということぐらいしか収穫は無かった。他、Togetterのまとめやらニュースサイトやらを読んで(小一時間)、なんとなく最終候補の立ち位置はわかった(気分になった)。マクロンが中道、ルペンが極右。なるほど(わかったのか?)。ただ、どうもこう、発言者の政治的スタンスによってどの程度バイアスがかかってるか読めず、とくにTwitterでの個人の発言はルペンは本質的レイシストだのレイシストじゃないだの、どっちがマトモなのやら(両方マトモじゃないやら)判断がつかない。
仮に自分がフランス国民だったとして、どちらに投票するか考えてみるが、よくわからない。結局、自分自身の立ち位置をよく把握していないのだ。なんとなく右寄りとは思うものの、そもそも前提知識が不足していて話にならない。学力と家庭の経済状況は比例すると言われているが、ぼくはそうは思わない。なぜなら我が家は貧乏だから。ただし、文化資本と経済状況はおおいに比例すると思う。なぜならぼくの教養は貧乏だから。

要するにノンポリってやつなのかもしれないが、何もわかっていないのに選挙で投票したとして、その1票にどんな意味が?とは思ってしまう。日本の選挙で、誰が首相になろうが誰が市長になろうが自分の生活が変わるかと言えば、おそらく大して変わらないので、結局どうでもよい気がしてくる。あるいは「大して変わらない」という認識がそもそも不勉強と無知ゆえなのか。うーむ。それでも一応毎回投票に行ってるのは、なんというか「観てもいないアニメの批判はしたくない」的な心理というか。別に政権批判する気もないが、「文句を言えない立場」に陥ることを避ける為だけに、休日の時間を代償に支払って投票している。


久々に恩師のブログを読んだせいで無駄に知的好奇心が刺激されて、インテリを気取ったことを書いてしまった。実際はスカスカの実のスカスカ人間である。マクロン候補は口ばっかり巧みで薄っぺらだというもっぱらの評判なので、親近感を覚える。中身がないよしみでやっぱりマクロンに一票。インテリになりてえ。